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本書は明治版の“尾張名所図会”と言える。著者の宮戸松斎は「凡例」で次のように書いている。(要約)。別掲のものがその見本(見開き)である。 一、『尾張名所図会』は広く知られているが、時代の流れとともに名所、地形の変更や地名の改称なども出てきた。そうした陳腐化したものではなく、現在の姿を著述したのがこれである。書くに当たっては多くの書物をあさり、最も確実と見極めたものだけを選んだ。 一、本書の記事の上には図画を掲げた。いずれもその実景を写し彫刻したもので、実景と少しの違いのないことを保証する。 一、本書では名古屋市から書き始め、尾張各郡に及んでいる。 一、読みやすくするため、地名にはその左側に双柱を施し、人名については単柱を付けた。 |
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