マイタウン(MyTown)| 一人出版社&ネット古書店 |
■ヤフオクでおこづかいっ!―あなたなら、どうする |
いま月に5、6万のお金が入ったら、あなたはどうされるか。旅にでも出る、好きな服を買う、何かに備えて貯金をする。いろいろな活用方法が思い浮かんでくることだろう。 この金額は単なる5万円や6万円ではない。いまある収入に上乗せされたものである。これがそれほどの犠牲を払うことなく手に入れば、こんなにうれしくもありがたい話はあるまい。 わが国最大のネット・オークション・サイト「ヤフオク」(ヤフー・オークション)では意外にも、これくらいの夢なら簡単にかなえられる。筆者は「ヤフオク」をまだやり始めたばかりで、その名前くらいは知ってはいたものの買ったことも、ましてや出品したこともなかった。ところが、金に困って何か別の収入を探さざるを得なくなり、ワラにもすがる思いでやったのがこの「ヤフオク」だった。 紹介が遅れたが、筆者は他人から見れば道楽と思われるような(本当は死にもの狂い!)、出版と古本屋を一人でやっている。年齢もあと2年で70の大台に乗ってしまう。この間、いつも金のやり繰りで苦労してきたが、「好きなことをやっているのだから……」と、自分自身を納得させてきた。 しかし、現実には金があってこその世の中である。足らなければ何が何でも工面しなければならない。道楽と思われるようなことをしていたのでは金がもうかるはずもないが、それでも生きていくくらいの収入はほしい(し、必要になってくる)。 幸い、インターネット全盛の社会となり、手持ちの本が「アマゾン」などで売れるようになった。パソコンはさっぱり分からないが、いまは進化してそれなりにできてしまうご時勢。2年前から見よう見まねで「ヤフオク」をやり始め、その成果は次第に上がりつつある。 ネットのいいところは時間に拘束されず、暇なときにできることだ。売るものも自分の仕事や趣味を生かし、何でも出品すことができる。しかも、資金らしいものも必要ではない。 本書は苦労しながら「ヤフオク」と付き合い、それなりの収入を得るまでになってきた記録である。「大金」とか「ぼろもうけ」とかにはおよそ無縁だが、「おこづかい」ぐらいなら、その気になればだれにでも稼げる。これからやってみたいという人の参考にでもなればうれしい。(「はじめに」より) |